■ロータスのExige Sの最大の弱点はそのインタークーラーシステムにあると考えていま
す。
ルーフにあるエアーインレットは数センチの幅しかなく、それはゴムホースを通るしかなく、
エアーはインタークラーに達するのが困難な状態にあります。インレットエアーの温度を計
測したところ、約80度あり、それはエンジンの性能や耐久性を考えると最適とは言えないも
のです。このためにロータスはECUのリマッピングで対応しています。弊社ではインターク
ーラーの周りにウォータージャケットを装着し改造し、ウォーターポンプにて冷却水を循環さ
せて車両の前部にあるラジエターにて冷却します。これは弊社のターボドライブのシステム
と同じようなシステムとなっています。空気温度の低下はECUのマッピングを最適にしま
す。この結果として、他の部品をほとんど変えずに、安定性のある250hpと6300rpmでの
229Nm(23.35kgf・m)のトルクを達成することができます。
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